2010年9月16日木曜日

西海元樹の展示



すくし西うみ 展
西荻窪のfallにて開催中です
柿渋の染み込んだ手漉きの紙が織りなす
世界です。是非ご高覧を!!

2010年8月15日日曜日

絵のうつわ

アートクラス絵のうつわ(enoutsuwa.com)がくにたちにオープンです
友人で紙漉をしてる西海氏と二人で主催します
8月の頭に始まったのですが
反応もぼちぼち出始めいろんな方が訪れています
対象年齢は老若男女だれでも参加できます
皆さんがそれぞれの想いで創作できる場所にしていきたい
くにたちにアートを介した集いの輪が広がればと思います
よろしくお願いします

2010年7月3日土曜日

木下 直人 Cloud Scape-雲の彫刻 in Gallery-58


直人君は小さい頃メキシコに4年間住んでいました
スペインバルセロナで98年に出会いアートを介して友達になり8年間遊びました
同じ2006年に帰国して今回日本で3回目の個展開催です
日本の風土が彼に合うのかハイペースにやってます
彼は今横浜のbankart(http://www.bankart1929.com/)にも
レジデンスアーティストとして在籍しています
彼の言う存在論を存分に盛った彫刻展になるようです
楽しみです

2010年7月5日(月)〜7月10日(土)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
オープニング.パーティー7月5日(月)17:00〜


オープニングパーティーへ駆けつけよう!!!!!

2010年6月28日月曜日

展示終了

遅ればせながら。。。
個展が無事終了しました
来てくださった方どうもありがとうございました
またGallery FURUYA古谷様、スタッフの遠藤様、
フォトグラファーの田中様
ご協力、ご助言ありがとうございました

今回は日本に帰国して初の個展になったわけですが
内容についてはこれまでと違った作風で構成しました
日常品をモチーフにその意味をずらし
生活にフィードバックするような
これまでの作品とは違い
ヒストリカルな彫刻の持つ時間を
自分なりの素材感や表現方法で
ずらすようなコンセプトで制作しました

自分では刹那的な時間を持つ彫刻
を制作したのですが
大きい作品の展示後の行き先に困り
実家の空きスペースに倉庫を建てる事になりました
これって刹那感とは少し矛盾してますが
パフォーマンス的に燃やすのもかっこいいけど
それもありがちなので何かの機会に展示出来るように
保存することにしました
立体の困難なところは保存スペースです
10年先はどうなっているのか正直不安です
売れまくって注文が20年先まで決まってるような
展開もそれはそれで大変でしょうが
困りものです

ともかく良くも悪くも第一弾が終ったことに
祝杯をあげたいと思います


















2010年5月23日日曜日



個展を開催します。6月4日にはオープニングパーティーがあります。
是非お立ち寄りください。

2010年5月15日土曜日

造型屋語録

最近、友人の造型屋さんにお世話になってる。
制作中に行き詰まると携帯で技術の相談。
やはりプロだから速攻答えてくれるのだが、彼の使う言葉が面白い。

薄膜を液体が浸食する→犯す
素材の表面を傷つける→いじめる
などなど

使ってる言葉は、犯罪に近いのにイメージが一発で浮かぶ短い言葉がぽんぽん出てくる。
色を殺すなんてのもあるよな〜そういえば。
造型って以外と恐ろしい事なのかのかも。



2010年4月24日土曜日

抽象絵画

日本橋のギャラリー砂翁http://www.jpin.co.jp/saoh/current.htm
岩本拓郎展を見てきた。
力のある抽象絵は怖い。
そんなイメージを描いていた。
画面のイメージによって喚起される、またはされない妄想が自分自身
と向き合うことを強いる。その堪え難い孤独感が怖いのだ。
まして絵にタイトルもついていない。
完全に放っておかれるのだ。
それが、この展示の作品では、自分の思い描くイメージ(妄想?)か
ら絵がするりと逃げていき、そこにある美しい絵の具の物質があっけ
らかんと笑っているような、そんな経験をした。絵とコミュニケート
し共存している自分を発見することに。
怖さは吹き飛んだ。
これも作者の岩本さんの精神性が見ているものより深くおりて行っ
て、そこに到達する者を待っていて、やさしく微笑んでいるような
強さから来るのかもしれない。
岩本さんいわく、自分でも今日見た画面が明日には全然違って見え
る。そうだ。絵がその時その時の自分の心を反映するというわけだ。
久しぶりにいい抽象画に出会えた日だった。







2010年2月28日日曜日

インヴィクタス

映画インヴィクタスを見に行く。
映画、スポーツそして政治。
大衆を熱狂させるスポーツの感動を政治に反映させ、
さらに映画に落とし込んで観客の熱狂を誘うといった
全体の構成のクレバーさが目立ち、
こちらが感動すればする程警戒心がましてしまい、
あまりのめり込めなかった。
ネルソンマンデラの打算的な賢さといった一面を
描いたのは不意打ちでよかったのだが、、、。

しかしクリントイーストウッド監督の
前作ミリオンダラーベイビーといい
感動のつぼをつく巧妙さはすごいな。
マカロニ魂っすかねー

2010年1月17日日曜日

本来の豊かさ


今日、地元の公民館でドキュメンタリー映画
「アレクセイと泉」監督:本橋成一、音楽:坂本龍一をみる。86年に起きたチェルノブイリの原発事故の近隣の村を2000年から追ったドキュメンタリー。50人の老人とアクセレイという一人の青年が小さな村で、ロシア政府からの立ち退きの勧告を聞かずに生きて行く話。この村の泉は100年前の水が出るらしく、原発事故による汚染も検出されずに住民にわき水を提供し続けている。住民は泉を守り、自然との共存、自給自足の生活を営んでいる。
今回の上映は、講演とセットで本橋監督の話も興味
深かった。厳戒な寒さの中、水を巡る住民たちの自然
を尊重する生き方に本当の豊かさを見たことをとつと
つと述べられていた。今回は16ミリフィルムでの
上映で、映像のアナログな素朴さが心地よかった。
また坂本龍一の音楽との絡みも素敵だった。

続いて、恵比寿のナディッフで行われたヨーゼフボイス
に関する、トークセッションに顔を出す。
会田誠×松陰浩之×モブノリオという豪華な顔ぶれ。
ここでも84年に来日したボイスのアートの思想を改めて聞いて、
自然を尊重するスタンスをシュナイダーの理念と重ね合わせて
語っていたのが印象に残る。来日以来、四半世紀をへてボイス
の思想が見直され、経済一辺倒の昨今の世界の価値観が、大不況を
経た今どのように変わって行くのか、はたまた変わらず
にインチキ臭い地球を守ろう的なスローガンだけが舞い続け、
経済に重きを置き続けるのかというのがとても興味深い。

そんなこんなで、現代の資本主義社会のなか都会に住み続ける
身に、感じられる豊かさについて考えさせられる一日だった







2010年1月15日金曜日

アート周辺

新年も明けてだいぶたちます。
とりあえずおめでとうございます!
最近アートの周辺事情に興味を持っていて、
「現代アート入門の入門」(山口裕美)
という本を読む。
現代アートのチアリーダーをやっておられる方で、
現代アートを巷に浸透させるための活動をしてお
られる方。印象に残ったのが、80年代のニュウ
ペインティング
の勃興を支えた、女性たちを例に取り、日本でも
現代アートを支えるのは女性ではないのかと、日本
の未来を予測している部分。確かに家にいる時間も
長い女性は、家に置くアートにもうるさくて当然だし、
得意のおしゃべりというコミュニケーションツールで、
ネットワークを広める力があるのも女性である。
ブログやsnsの力も現代ではカウントできるが、やはり
相手の顔を見てするおしゃべりのほうが現実感として
残るのは当然ではないだろうか。
そういった意味でも、楽しいがあまり得意ではない女性
との関係作りもやって行きたいなと思う今日この頃です。